お知らせ

2025.01.04

健康・衛生

冬に気を付けよう!骨の健康

中高年の骨折は、寝たきりに繋がる危険!

加齢にともない進行する「骨密度の低下」。骨密度の低下は自覚しにくく、「元気で過ごしていたのに、骨折がきっかけで寝たきりに。」「少し躓いただけで骨折し、もとのように歩けなくなった。」中高年の方に、今このような例が増えているのです。

50歳すぎると骨密度は急激にダウン!

その原因は、カルシウムを骨にする力が加齢により弱まっているため。特に女性はもともと骨密度が低く、さらに50歳を過ぎた更年期以降、女性ホルモンが減るに従い骨粗しょう症になりやすくなるのです。

さらに、日本の食生活は他国に比べカルシウムが不足しがち。しかも、カルシウムはもともと体に吸収されにくい性質を持つため、カルシウムだけを多くとっていても骨密度を上げるには不十分です。骨の健康を維持するためには、しっかり吸収し、骨に定着させることが重要なのです。

丈夫な骨を作るビタミンD

健康な骨づくりに大切な成分と言えばビタミンD。このビタミンDが不足すると骨や歯の形成がうまくいかなくなり、赤ちゃんや子供では「くる病」、成人では「骨軟化症」を引き起こすと言われています。ビタミンDは、紫外線を浴びることによって体内で作ることができる唯一のビタミンです。日光を浴びないと骨が弱くなると言われるのはこのため。さらに、食事で摂取することも大切です。ビタミンDが豊富な食品は限られており、魚類(マグロやサンマ、サケ等)、卵類、きのこ類(干しシイタケやキクラゲ等)などです。日照時間の短い冬季でも鮭を多く摂取する地域ではビタミンDの充足度が高いとの報告もあります。

程よい日光浴と食事からビタミンDを日々補給して、いつまでも丈夫な骨を維持しましょう!