2024.09.09
健診
肺がんは、がん死亡率において胃がんを抜いて一位となりました。肺気腫は自覚症状のないまま進行するため、発見の遅れが大きな要因と言われます。また、喘息をはじめとするアレルギー性肺疾患、難病と指定された肺線維症、タバコの害でおこる肺気腫など呼吸器の病気は多種多様です。重症になると酸素の携帯が必要となり、がんだけでなく様々な病気の原因になります。
喫煙者、喫煙者を家族に持つ方、せき・痰や息切れなどの症状のある場合は特に注意が必要です。
恐ろしい肺の病気は肺がんだけではありません。タバコやその煙、排気ガスなどで人の肺は常に刺激され、痛みを伴わないままダメージを受けています。喫煙を原因とするせきやたん、喘息や呼吸困難になったものを慢性閉塞性肺疾患(COPD)といい、別名「タバコ病」と呼ばれます。進行すると在宅酸素療法が必要となり、治療によって元に戻ることはありません。
あなたの肺の健康度を知るために、肺がんだけでなくCOPDも網羅した呼吸器ドックを是非お受け下さい。
CT撮影と肺機能検査の他、採血(肺がん腫瘍マーカー等)、喀痰検査、胸部XP撮影を行います。
CT撮影とは、ベッドに寝た状態でトンネル状の装置に入り、様々な方向からX線を当てることで連続した体の輪切り画像を作成する検査方法です。
肺機能検査は、スパイロメータという機械で肺活量や1秒率(最初の1秒間にはき出す量と肺活量の比率)を調べます。